【基礎知識】ポーカーにおける基本的な役の強さとその成立確率を解説

ポーカーの基本子役を強い順に並べると以下のようになります。

  1. ロイヤルストレートフラッシュ
  2. ストレートフラッシュ
  3. フォーカード
  4. フルハウス
  5. フラッシュ
  6. ストレート
  7. スリーカード
  8. ツーペア
  9. ワンペア
  10. ブタ(役なし)

以降では、それぞれの役について詳しく解説していきます。

ロイヤルストレートフラッシュ:約0.00015%

ロイヤルストレートフラッシュとは、ポーカーの役の中で最も成立する確率が低い役になります。
成立条件は以下の通りです。

  • スペードのA、スペードのK、スペードのQ、スペードのJ、スペードの10
  • クローバーのA、クローバーのK、クローバーのQ、クローバーのJ、クローバーの10
  • ハートのA、ハートのK、ハートのQ、ハートのJ、ハートの10
  • ダイヤのA、ダイヤのK、ダイヤのQ、ダイヤのJ、ダイヤの10

このようにロイヤルストレートフラッシュは、4通りしか存在しません。
プレイするポーカーのゲームによって、カードの入れ替えや共有札、ワイルドカードなどによって、成立する確率は異なりますが、トランプの52枚の組み合わせは52C2=2,598,960通りとなっているため、約0.00015%でしか揃わないということになります。

約0.00015% = 4通り / 2,598,960通り

ストレートフラッシュ:約0.0014%

ストレートフラッシュとは、ロイヤルストレートフラッシュよりも少し条件がゆるくなった役です。
成立条件は後述するストレートとフラッシュが同時に成立することが条件となります。

  • フラッシュ条件:5枚のカードが全て同じスート(図柄)であること。
  • ストレートの条件:5枚のカードが1ずつ階段状に上がっている(下がっている)こと。

ロイヤルストレートフラッシュは、10、J、Q、K、Aであることが条件でしたが、ストレートフラッシュでは、画像のように、同じスート(図柄)の9、10、J、Q、Kのような場合でも成立します。その役の組み合わせは全部で36通りとなるため、確率は約0.0014%となります。

約0.0014% = 36通り / 2,598,960通り

フォーカード:約0.024%

フォーカードは5枚のカードのうち、4枚が同じ数字で揃っている役です。
ここまで紹介した5枚で成立する役とは異なり、後述するワンペアのような配られたカードのうち特定のカードのみを使い成立する役となります。
今回はフォーカードとして紹介していますが、場所によっては「クワッズ」や「フォー・オブ・ア・カインド」など名前が異なるので注意が必要です。

そんなフォーカードの成立条件は以下の通りです。

  • 5枚のカードのうち4枚が同じ数字のカード

上記の画像のように、4枚のAとそれ以外のカード1枚で成立します。また、4枚のカードを取り上げAのフォーカードなどと呼ばれます。

そんなフォーカードは624通りありますので、成立確率は約0.024%となります。

約0.024% = 624通り / 2,598,960通り

フルハウス:約0.14%

フルハウスは、後述するスリーカードとワンペアの組み合わせで成立する役となります。
もっとも人気なポーカーのゲームの中で、出てきやすい役の中でもっとも強い印象を持っています。(個人的な主観ですので、あまり参考にはならないかもしれません。)

そんなフルハウスの成立条件は以下の通りです。

  • スリーカード + ワンぺア

フルハウスの成立する組み合わせは、
13(スリーカードのA〜13までの数字の種類)*4C3(4種類のスートのうち3枚を選ぶ組み合わせ)*12(ワンペアのA〜13までの数字の種類からスリーカードの数字を引いたもの)*4C2(4種類のスートのうち2枚を選ぶ組み合わせ)ですので、3744通りとなります。

よってフルハウスが成立する確率は、

約0.14% = 3,744通り / 2,598,960通り

フラッシュ:約0.2%

フラッシュは、テキサスホールデムというゲームにおいて、最後まで諦めなければ捲り目のある役です。

そんなフラッシュの成立条件は以下の通りです。

  • フラッシュの成立条件:5枚のカードが全て同じスート(図柄)であること。

5枚のスートが全て同じであればよいので、そこに数字による制約はありません。
フラッシュが成立する手札の組み合わせは、13C5(各スートから5枚を選ぶ組み合わせ)*4(スートの種類)- 40(ロイヤルストレートフラッシュとストレートフラッシュの合計)となるので、

約0.2% = 5,108通り / 2,598,960通り

ストレート:約0.39%

ストレートはフラッシュと同様でテキサスホールデムというゲームにおいて、最後まで諦めなければ捲り目のある役です。

そんなストレートの成立する条件は以下の通りです。

  • ストレートの成立条件:5枚の連続した数字のカードであること。

上記が成立すことが条件であるため、スートによる制約はありません。ストレートとフラッシュの2つ条件が揃った時に、ストレートフラッシュという役に昇華します。

ストレートが成立する役の組み合わせは、
10(A〜10までの連続する5つの数字の組み合わせ)*4の5乗(各数字のスートの組み合わせ)- 40(ロイヤルストレートフラッシュとストレートフラッシュの合計)となるので、10,200通りです
※ J,Q,K,A,2のような、Aを含むストレートは成立せず、Aを含む場合には10,J,Q,K,Aまたは、A,2,3,4,5 のいずれかしか存在しません。

約0.39% = 10,200通り / 2,598,960通り

スリーカード:約2.1%

スリーカードは5枚のカードのうち、3枚が同じカードである役です。
ただし、5枚のうち3枚が同じ数字のカードというのは、フォーカードやフルハウス時にも成立し、その場合にはより上位の役として呼ばれます。

  • スリーカードの成立条件:5枚のうち、3枚が同じ数字のカード

そんなスリーカードと呼ばれる役の組み合わせは、13(スリーカードのA〜13までの数字の種類)*4C3(4種類のスートのうち3枚を選ぶ組み合わせ)*12C2(A〜13までの数字の種類からスリーカードの数字を引いたもの)*4^2(スートの組み合わせ)となるため、54,912通りです。

よってスリーカードが発生する確率は

約2.1% = 54,912通り / 2,598,960通り

ツーペア:約4.8%

ツーペアは配られた5枚のカードのうち、後述するワンペアが2つある役です。
ツーペアはテキサスホールデムなどにおいて、ワンペアから派生させやすい役としてよく見られます。

  • ツーペアの成立条件:2種類のワンペアが揃っていること。

そんなツーペアの組み合わせは、
13C2(13種類の数字から被らないように2つを選ぶ)*4C2*4C2(それぞれの数字のスーとの組み合わせ)*44(残りの数字から1つをえらぶ)ため123,552通りとなります。

約4.8% = 123,352通り / 2,598,960通り

ワンペア:約42%

ワンペアは、ポーカーにおいて最も基本的な成立役となります。

  • ワンペアの成立条件:5枚のカードのうち同じ数字のカードが2枚あること。

そんなワンペアが成立する組み合わせは、
13C1(13種類のカードのうちの1枚)*4C2(ペアとなるスーとの組み合わせ)*48*44*40/6(より上位の役とならないための組み合わせ)であり、1,098,240通りあります。

よってワンペアが成立する組み合わせは、

約42% = 1,098,240通り / 2,598,960通り

ブタ(役なし)

ここまで紹介した役が全て成立しなかったときに、できる組み合わせをブタ(役なし)またはハイカードと呼びます。

  • ハイカードの成立条件:役が1つもない状態

ハイカードはの組み合わせは、ここまで紹介したすべての役の組み合わせを、すべての組み合わせから差し引いた時に求めることができるので1,302,540通りとなります。

よってこのブタ(役なし)となる確率は

約50% = 1,302,540通り / 2,598,960通り

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。